Q.12 テールアルメ工法における盛土材の適用範囲と盛土施工

(更新日:2015年7月13日)

 土留め壁としてテールアルメ工法を計画しています。良好な構造物を構築するために,盛土の施工・品質管理に留意することが必要だと考えています。
 使用できる盛土材の適用範囲,締固め管理,転圧などの基準について教えてください。

A.12

(1) テールアルメ工法に使用できる盛土材の適用範囲

 

盛土材として以下の特性を有することが望ましい。

 

(2) 締固め管理

盛土材の締固め管理は,締固め度によって管理することを標準とし,一般部の場合,JIS A 1210のA,B法による最大乾燥密度の95%以上,またはC,D,E法による最大乾燥密度の90%以上を管理値とする。

なお,一層の敷均し厚は,下層部分でも所定の締固め度を確保できることを確認して,最大0.25mとする。一方,上記のように締固め度が確認できない場合,一層の締固め後の仕上り厚さは路床に準じて0.20mとする。

 

(3) 転圧等

締固め機械の選定は,盛土材の土質,工種,工事規模等の施工条件と機械の特性を考慮する。また締固めの作業については以下の事に留意する。

  1. 土や岩の種類や特性を十分に把握し,土質に応じた適切な施工を行う。
    (ぜい弱岩,スレーキング性材料,岩塊など)
  2. 重機の走行原則
    • 壁面に平行して走行する。
    • 壁面から1.0m以上離れて走行する
    • 壁面側からまき出し,敷均しを行う
    • 補強材が敷設されている区域内で,急激な方向転換をしない
    • 盛土材がまき出されていない補強材の上を走行しない

 

図-1 盛土材の敷き均し作業

 

 

 

 

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一口に補強土壁工法といいましても,数多くの種類(30工法程度)があり,各々の工法が持つ特性も異なっています。

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弊社では,各工法で同一の条件を用いた設計計算を基に,経済性だけでなく,安定性や耐久性についても充分に配慮した選定を行なっております。

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