(更新日:2015年5月18日)
Q.1-1 補強材の計算において,内的安定計算からもとまる補強材長さと,実際に使用する補強材長さが異なっている場合がありますが,その理由を教えてください。
A.1-1 各工法により,以下に示す安定計算により求められた長さで,最も長い長さを実行長とします。
表-1 補強材長の最小長さの規定
工法名 | 補強材長さ | 備考 |
---|---|---|
テールアルメ工法 | ・上段付近:0.7Ha以上 ・下段付近:0.4Ha,かつ4m以上 ここでHa:仮想壁高 |
(一財)土木研究センター: 補強土(テールアルメ)壁工法 設計・施工マニュアル 第4回改訂版,2014.8. |
ジオテキスタイル 補強土壁工法 |
・通常の補強土壁: 補強材長さは各段同一長さとする ・自然地山に近接した補強土壁: 最下段の補強材長さは0.4Hかつ3m以上 ここでH:壁高 |
(一財)土木研究センター: ジオテキスタイルを用いた 補強土の設計・施工マニュアル 第2回改訂版,2013.12. |
アデムウォール工法 | 最下段の補強材長さは0.4Hかつ3m以上 | (一財)土木研究センター: アデムウォール(補強土壁)工法 設計・施工マニュアル,2014.9. |
多数アンカー工法 | 最下段の補強材長さは0.4Hかつ2.5m以上 | (一財)土木研究センター: 多数アンカー式補強土壁工法 設計・施工マニュアル第4版,2014.8. |
補強土壁工法とは,壁面材,補強材,及び盛土材を主要部材とした擁壁の1つです。
一口に補強土壁工法といいましても,数多くの種類(30工法程度)があり,各々の工法が持つ特性も異なっています。
さらに設計法についても統一したものがなく,各工法により異なった手法を採用しているのが現状です。
このような状況において,現地に適した補強土壁工法を選定するためには,各工法の特性と現場における各種条件を整理して,十分検討する必要があります。(参考:工法選定の問題点と正しい選定法)
弊社では,各工法で同一の条件を用いた設計計算を基に,経済性だけでなく,安定性や耐久性についても充分に配慮した選定を行なっております。
公正公平な比較検討を行なうことにより,コンプライアンスに対応した成果品をお届けいたします。
【取扱工法】 テールアルメ,スーパーテールアルメ,多数アンカー,TUSS,アデムウォール,RRR,ジオパネル,ジオブロック,レコウォール,緑化テールアルメ,ワイヤーウォール,テンサー,アデム,E-グリッド,セルフォース,コスモグリッド,テンロン等
・ 補強土壁工法比較表(A3版) ・ 各工法ごとの横断面図(A3版) ・ 補強土壁工法形式比較検討書(A4版) ・ 各工法ごとの断面設計計算書(A4版) ・ 各工法ごとの概算工事費計算書(A4版) |
検討条件により別途お見積もりさせていただきます。
工法選定条件確認
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比較形式の選定
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工法の絞込み
選定条件と工法特性により,工法を絞込みます。
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計算図面工事費算出
工法の設計計算,横断面図を作成し,工事費を算出します。
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比較表作成
あらゆる項目に対して検討し,比較表を作成します。
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工法選定・検討書作成
最終的な工法を選定し,検討書を作成します。
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成果品の送付
他にも補強土壁,軽量盛土,斜面補強,地盤技術のあらゆるご提案ができます。
検討条件により別途お見積もりさせていただきますので是非お問合せください。
TEL: 06-6536-6711 / FAX: 06-6536-6713 設計部宛
「補強土壁・軽量盛土工法技術資料ファイル」無料配布中!技術資料と会社案内を1冊のファイルにまとめ,お手元に置いて頂きやすいようにしました。R5年7月会社案内カタログ刷新!きっと業務のお役に立つと思います。
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