(更新日:2008年4月14日)
基礎地盤の沈下について,テールアルメのマニュアルP.107に「・・・基礎地盤の不同沈下によってスキンが変状を示すことがないとみなされる限界は,表4-16の・・・」これらの表4-16の許容変形量についての説明と対応策について教えてください。
A.17
マニュアルに書かれている許容変形量tanθ=1.5/100(rad)とは,延長100mに対して1.5mの不同沈下量のことです。これは,テールアルメの壁面材が変状を示すことがないとみなされる限界値です。
tanθ=tan(1.5/100)=0.015001125
しかしながら,不同沈下量を設計段階で予測するのは困難であるため,ある程度の沈下が予想される場合は以下の事項について対応策を施すことが必要である。
なお,旧日本道路公団のテールアルメにおいて,2/100程度の不同沈下が計測されたが,テールアルメ盛土体に損傷はなかった事例が報告されている。
図-1 基礎地盤の沈下における対応策
補強土壁工法とは,壁面材,補強材,及び盛土材を主要部材とした擁壁の1つです。
一口に補強土壁工法といいましても,数多くの種類(30工法程度)があり,各々の工法が持つ特性も異なっています。
さらに設計法についても統一したものがなく,各工法により異なった手法を採用しているのが現状です。
このような状況において,現地に適した補強土壁工法を選定するためには,各工法の特性と現場における各種条件を整理して,十分検討する必要があります。(参考:工法選定の問題点と正しい選定法)
弊社では,各工法で同一の条件を用いた設計計算を基に,経済性だけでなく,安定性や耐久性についても充分に配慮した選定を行なっております。
公正公平な比較検討を行なうことにより,コンプライアンスに対応した成果品をお届けいたします。
【取扱工法】 テールアルメ,スーパーテールアルメ,多数アンカー,TUSS,アデムウォール,RRR,ジオパネル,ジオブロック,レコウォール,緑化テールアルメ,ワイヤーウォール,テンサー,アデム,E-グリッド,セルフォース,コスモグリッド,テンロン等
・ 補強土壁工法比較表(A3版) ・ 各工法ごとの横断面図(A3版) ・ 補強土壁工法形式比較検討書(A4版) ・ 各工法ごとの断面設計計算書(A4版) ・ 各工法ごとの概算工事費計算書(A4版) |
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選定条件と工法特性により,工法を絞込みます。
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