(更新日:2015年9月15日)
補強材が敷設されている範囲を仮想的な擁壁と考えた場合の検討方法について教えてください。
A.39
補強土壁の外的安定検討では,補強材を敷設することで一体化された補強領域を仮想的な擁壁とみなし,これに作用する外力に対して,滑動・転倒・支持力に対する安定性を検討するのが一般的となっている。
これらの検討では,仮想的な擁壁の背面(仮想背面)の位置,そこに作用する土圧力(背面土圧力)の大きさ,仮想的な擁壁の底面に作用する鉛直荷重の大きさなどが安定性に影響する。
2014年の補強土壁主要3工法の設計・施工マニュアル改訂以前は,工法毎に外的安定検討法が大きく異なっていたが,2014年の改訂後は主要3工法の外的安定検討は同じになった。
仮想背面と仮想背面における壁面摩擦角及び地盤反力度についての規定を以下に示します。
図-1 補強土壁における外的安定検討図
図-2 補強領域に作用する地盤反力度の考え方
外的安定検討の具体的な設計法については,設計・施工マニュアルを参照してください。
補強土壁工法とは,壁面材,補強材,及び盛土材を主要部材とした擁壁の1つです。
一口に補強土壁工法といいましても,数多くの種類(30工法程度)があり,各々の工法が持つ特性も異なっています。
さらに設計法についても統一したものがなく,各工法により異なった手法を採用しているのが現状です。
このような状況において,現地に適した補強土壁工法を選定するためには,各工法の特性と現場における各種条件を整理して,十分検討する必要があります。(参考:工法選定の問題点と正しい選定法)
弊社では,各工法で同一の条件を用いた設計計算を基に,経済性だけでなく,安定性や耐久性についても充分に配慮した選定を行なっております。
公正公平な比較検討を行なうことにより,コンプライアンスに対応した成果品をお届けいたします。
【取扱工法】 テールアルメ,スーパーテールアルメ,多数アンカー,TUSS,アデムウォール,RRR,ジオパネル,ジオブロック,レコウォール,緑化テールアルメ,ワイヤーウォール,テンサー,アデム,E-グリッド,セルフォース,コスモグリッド,テンロン等
・ 補強土壁工法比較表(A3版) ・ 各工法ごとの横断面図(A3版) ・ 補強土壁工法形式比較検討書(A4版) ・ 各工法ごとの断面設計計算書(A4版) ・ 各工法ごとの概算工事費計算書(A4版) |
検討条件により別途お見積もりさせていただきます。
工法選定条件確認
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比較形式の選定
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工法の絞込み
選定条件と工法特性により,工法を絞込みます。
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計算図面工事費算出
工法の設計計算,横断面図を作成し,工事費を算出します。
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比較表作成
あらゆる項目に対して検討し,比較表を作成します。
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工法選定・検討書作成
最終的な工法を選定し,検討書を作成します。
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成果品の送付
他にも補強土壁,軽量盛土,斜面補強,地盤技術のあらゆるご提案ができます。
検討条件により別途お見積もりさせていただきますので是非お問合せください。
TEL: 06-6536-6711 / FAX: 06-6536-6713 設計部宛
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