2/20/'18
現在の軽量盛土工法発展のきっかけとなったのは1972年ノルウェーで開発されたEPS工法である。本工法はその後,スウェーデンやフランスなどヨーロッパ諸国においても軟弱地盤対策等を目的として急速に普及し始めた。
一方,わが国において最初に軽量盛土工法として提案されたのは,1974年に矢板壁の裏込め材として運輸省港湾技術研究所で開発されたセメントフォームという名称の軽量体である。この軽量土は主として護岸構造物の土圧低減工法として提案された。
また,ノルウェーで開発されたEPS工法も,わが国では1985年に最初の施工が実施された。その後,建設残土など盛土や基礎地盤として使いにくい盛土材そのものの単位体積重量を小さくするという発想から,土に発泡ビーズを混合する方法や,土塊自体に発泡剤を混合して軽量化して広く利用する方法が開発され,急速に普及するようになり,現在に至っている。
図-1にEPS,発泡ウレタン,気泡混合軽量土,発泡ビーズ混合軽量土等の施工実績累計(施工量万m3)を示す。
図-1 軽量盛土工法の施工実績
軽量盛土工法とは,道路などの盛土を軽くして地盤に加わる負荷を軽減しようとする工法全般をいいます。
軽量盛土工法に使用する軽量盛土材には,発泡スチロールブロック(以下EPSという),気泡混合軽量土(以下FCBという),発泡ウレタン軽量土,発泡ビーズ混合軽量土などがあります。
この他にもスーパーソル,石炭灰,水砕スラグなどがあります。このように軽量盛土工法には使用する盛土材により多くの種類がありそれぞれの特徴を有しています。
このような状況において,現地に適した軽量盛土工法を選定するためには,各工法の特性と現場における各種条件を整理して,十分検討する必要があります。
弊社では,各工法で同一の条件を用いた設計計算を基に,経済性だけでなく,安定性や耐久性についても充分に配慮した選定を行なっております。
公正公平な比較検討を行なうことにより,コンプライアンスに対応した成果品をお届けいたします。
【取扱工法】 EDO-EPS,FCB,発泡ウレタン,水砕スラグ,石炭灰,カルストーン,スーパーソル,発泡ビーズ等
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・ 軽量盛土工法比較表(A3版) ・ 各工法ごとの横断面図(A3版) ・ 軽量盛土工法形式比較検討書(A4版) ・ 各工法ごとの断面設計計算書(A4版) ・ 各工法ごとの概算工事費計算書(A4版) |
検討条件により別途お見積もりさせていただきます。
工法選定条件確認
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比較形式の選定
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工法の絞込み
選定条件と工法特性により,工法を絞込みます。
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計算・図面工事費算出
工法の設計計算,横断面図を作成し,工事費を算出します。
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比較表作成
あらゆる項目に対して検討し,比較表を作成します。
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工法選定・検討書作成
最終的な工法を選定し,検討書を作成します。
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成果品の送付
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TEL: 06-6536-6711 / FAX: 06-6536-6713 設計部宛
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