(更新日:2019年5月1日)
盛土の締固め作業に当たっては,適切な締固め機械を選定し,試験施工等によって求めた施工仕様(敷均し厚さ,締固め回数,施工含水比等)に従って,所定の品質の盛土を確保できるよう施工しなければならない。
盛土の締固めにおいては,次の点に留意が必要である。
① 盛土全体を均等に締固めることが原則であるが,盛土端部や隅部(特にのり面近く)等は締固めが不十分になりがちであるから注意する。
② 盛土の施工中は,横断勾配に配慮して排水に注意する。降雨が予想される場合は,ローラで盛土表面を平滑にして,雨水の滞水や浸透等が生じにくいようにする。
締固め機械は,盛土材料の土質,工種,工事規模などの施工条件と締固め機械の特性を考慮して選定するが,特に土質条件が選定上の重要なポイントである。表-1に,締固め機械選定の一応の目安を示す。なお,締固め機械の選定に際しては,対象となる機械のトラフィカビリティーを同時に検討して選定する必要がある。
表-1 土質と盛土の構成部分に応じた締固め機種
参考文献
・社団法人 日本道路協会:道路土工 盛土工指針(平成22年度版),pp227-231,2010.4
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補強土壁工法とは,壁面材,補強材,及び盛土材を主要部材とした擁壁の1つです。
一口に補強土壁工法といいましても,数多くの種類(30工法程度)があり,各々の工法が持つ特性も異なっています。
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このような状況において,現地に適した補強土壁工法を選定するためには,各工法の特性と現場における各種条件を整理して,十分検討する必要があります。(参考:工法選定の問題点と正しい選定法)
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