(更新日:2012年1月10日)
土構造物の造成では,強度,支持力,遮水性などの改善を目的として土の締固めが行われる。この際,同じ土を同じ方法で締固めてもその程度は土の含水比により異なり,締固め土の乾燥密度を含水比に対してプロットすると,上に凸な曲線を示す(図-1)。これは最も効率的に締固め得る含水比が存在することを意味し,その含水比を最適含水比wopt,その時の密度を最大乾燥密度ρdmax ,この曲線を締固め曲線という。
現場で締固める際には,締固め試験により土の締固め特性を把握した上で施工を行っている。
突固めによる土の締固め試験では,モールドと呼ばれる容器の中に試料土を入れ,この上にランマーと呼ばれる錘りを規定の高さから繰り返し自由落下させて締め方を行う。この際,試料土の含水比を少なくとも6~8段階変化させて,締固め土の乾燥密度と含水比の関係を調べる。
試験方法には,ランマーやモールドの大きさなどの試験方法によりA~Eの5種類が,また,試料の準備方法によりa,b,cの3種類がある。
試験の実施に際しては,造成される構造物や土の種類,粒径等に応じてこれらのうちのいずれかの試験法を選択して採用する(表-1)。
この試験結果は,土の締固め特性を把握するとともに,現場における施工時含水比や施工管理基準の基になる密度の決定に利用される。補強土壁工法では一般的に,施工管理上の目安として,最大乾燥密度の90%以上,また現場単位体積重量試験の実施頻度は盛土材量500m3に1回程度が目安となる。
弊社では、補強土壁工法の断面検討、比較検討、詳細設計など承っております。
補強土壁工法とは,壁面材,補強材,及び盛土材を主要部材とした擁壁の1つです。
一口に補強土壁工法といいましても,数多くの種類(30工法程度)があり,各々の工法が持つ特性も異なっています。
さらに設計法についても統一したものがなく,各工法により異なった手法を採用しているのが現状です。
このような状況において,現地に適した補強土壁工法を選定するためには,各工法の特性と現場における各種条件を整理して,十分検討する必要があります。(参考:工法選定の問題点と正しい選定法)
弊社では,各工法で同一の条件を用いた設計計算を基に,経済性だけでなく,安定性や耐久性についても充分に配慮した選定を行なっております。
公正公平な比較検討を行なうことにより,コンプライアンスに対応した成果品をお届けいたします。
【取扱工法】 テールアルメ,スーパーテールアルメ,多数アンカー,TUSS,アデムウォール,RRR,ジオパネル,ジオブロック,レコウォール,緑化テールアルメ,ワイヤーウォール,テンサー,アデム,E-グリッド,セルフォース,コスモグリッド,テンロン等
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・ 補強土壁工法比較表(A3版) ・ 各工法ごとの横断面図(A3版) ・ 補強土壁工法形式比較検討書(A4版) ・ 各工法ごとの断面設計計算書(A4版) ・ 各工法ごとの概算工事費計算書(A4版) |
検討条件により別途お見積もりさせていただきます。
工法選定条件確認
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比較形式の選定
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工法の絞込み
選定条件と工法特性により,工法を絞込みます。
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計算図面工事費算出
工法の設計計算,横断面図を作成し,工事費を算出します。
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比較表作成
あらゆる項目に対して検討し,比較表を作成します。
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工法選定・検討書作成
最終的な工法を選定し,検討書を作成します。
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成果品の送付
他にも補強土壁,軽量盛土,斜面補強,地盤技術のあらゆるご提案ができます。
検討条件により別途お見積もりさせていただきますので是非お問合せください。
TEL: 06-6536-6711 / FAX: 06-6536-6713 設計部宛
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