(更新日:2022年9月28日)
1. 擁壁の根入れ深さ
(1) 原則
擁壁の直接基礎の根入れ深さDfは、原地盤面あるいは計画地盤面から擁壁底面までの深さとし、原則として50cm以上確保する。
(2) 留意点
(3) 擁壁形式別の根入れ深さ
擁壁形式別の根入れ深さを表-1に示す。
表-1 擁壁の直接基礎の根入れ深さ
擁壁形式 | 根入れ深さの考え方 | 略図 |
片持ち梁式擁壁等 (底版を有する形式) |
・原則として底版厚さに50cm以上を加えた根入れ深さ。 | ![]() |
重力式擁壁 | ・50cm以上の根入れ深さ ・擁壁高さ2.5m以上で中位な砂質土地盤の場合は、擁壁高さの0.2倍以上を確保することが望ましい。 |
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ブロック積擁壁 大型ブロック積擁壁 井げた組擁壁 |
・ブロック積擁壁は、積ブロック1個以上の根入れ深さ。 ・大型ブロック積や井げた組擁壁は、原則として基礎コンクリート天端までの深さを50cm以上確保。 |
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擁壁前面にコンクリート水路を設ける場合 | ・原則として水路底面から30cm以上確保。 | ![]() |
参考文献
・社団法人日本道路協会:擁壁工指針(平成24年度版),pp127-129,2012.7
弊社では、補強土壁工法の断面検討、比較検討、詳細設計など承っております。
補強土壁工法とは,壁面材,補強材,及び盛土材を主要部材とした擁壁の1つです。
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このような状況において,現地に適した補強土壁工法を選定するためには,各工法の特性と現場における各種条件を整理して,十分検討する必要があります。(参考:工法選定の問題点と正しい選定法)
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