補強土壁の盛土材締固め厚

(更新日:2015年3月2日)

補強土壁の盛土材締固め厚は従来,1層の仕上がり厚さを最大25~30cmとしていたが,主要な補強土壁工法であるジオテキスタイル工法・多数アンカー工法・テールアルメ工法等の新マニュアル(平成25~26年発行)においては,試験施工により所定の締固め度を確保できることを確認した場合でも締固め後の1層の仕上がり厚さは最大25cmとし,試験施工を行わない場合には,1層の仕上がり厚を路床に準じて20cmとするよう改定された。

 

上記の主要な補強土壁工法の新旧マニュアルの盛土材締固め厚を表-1にまとめる。

 

  旧マニュアル 新マニュアル
  盛土材締固め厚の規定 締固め厚 盛土材締固め厚の規定 締固め厚
ジオテキスタイル
工法
規定なし 補強材の鉛直間隔:60cm
締固め厚30cm/回×2=60cm
盛土材の締固め厚は,試験施工により所定の締固め度を確保できることを確認した場合でも締固め後の1層の仕上がり厚さは最大25cmとし,試験施工を行わない場合には,1層の仕上がり厚を路床に準じて20cmとする 補強材の鉛直間隔:60cm

<試験施工なし>
締固め厚20cm/回×3=60cm
<試験施工あり>
締固め厚20cm/回×3=60cm
多数アンカー
工法
コンクリート製壁面材の場合,1層の締固め厚は25cm 補強材の鉛直間隔:50cm
締固め厚25cm/回×2=50cm
補強材の鉛直間隔:50cm

<試験施工なし>
締固め厚20cm/回×2
+10cm/回×1=50cm(計3回)
<試験施工あり>
締固め厚25cm/回×2=50cm
テールアルメ
工法
1層の締固め厚は25cm 補強材の鉛直間隔:75cm
締固め厚25cm/回×3=75cm
補強材の鉛直間隔:75cm

<試験施工なし>
締固め厚20cm/回×3
+15cm/回×1=75cm(計4回)
<試験施工あり>
締固め厚25cm/回×3=75cm

 

 

 

 

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弊社では、補強土壁工法の断面検討、比較検討、詳細設計など承っております。

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公正公平な比較検討 コンプライアンス対応 補強土壁工法形式比較検討業務

 

補強土壁工法とは,壁面材,補強材,及び盛土材を主要部材とした擁壁の1つです。

一口に補強土壁工法といいましても,数多くの種類(30工法程度)があり,各々の工法が持つ特性も異なっています。

さらに設計法についても統一したものがなく,各工法により異なった手法を採用しているのが現状です。

このような状況において,現地に適した補強土壁工法を選定するためには,各工法の特性と現場における各種条件を整理して,十分検討する必要があります。(参考:工法選定の問題点と正しい選定法

弊社では,各工法で同一の条件を用いた設計計算を基に,経済性だけでなく,安定性や耐久性についても充分に配慮した選定を行なっております。

公正公平な比較検討を行なうことにより,コンプライアンスに対応した成果品をお届けいたします。

【取扱工法】 テールアルメスーパーテールアルメ多数アンカーTUSSアデムウォールRRRジオパネルジオブロックレコウォール緑化テールアルメワイヤーウォールテンサーアデムE-グリッドセルフォースコスモグリッドテンロン

成果品の一例

成果品一式

・ 補強土壁工法比較表(A3版)

・ 各工法ごとの横断面図(A3版)

・ 補強土壁工法形式比較検討書(A4版)

・ 各工法ごとの断面設計計算書(A4版)

・ 各工法ごとの概算工事費計算書(A4版)

工法比較表

 

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選定条件と工法特性により,工法を絞込みます。

計算図面工事費算出
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比較表作成
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