(更新日:2015年9月1日)
補強土壁の定義と適用を表-1に示す。
表-1 補強土壁の定義と適用
内容 | 備考 | |
補強土壁の 定義 |
補強土壁工法とは,盛土内に敷設した補強材と鉛直または鉛直に近い壁面材とを連結し,壁面材に作用する土圧と補強材の引抜き抵抗力が釣り合いを保つことにより,土留め壁として安定を保つ土工構造物をいう。 | ・補強土壁 … のり面勾配(壁面勾配)が1:0.6より急なもの ・補強盛土 … のり面勾配(壁面勾配)が1:0.6より緩いもの ・補強土壁の各部の名称を図-1に示す。 |
補強土壁の 適用 |
補強土壁の適用に当たっては,補強土壁の力学的な安定のメカニズムや特徴,使用させる材料の特性,及びその適用性について十分認識しておく必要がある。 | ・代表的な補強土壁工法である,テールアルメ工法・多数アンカー工法,ジオテキスタイル工法の設計・施工マニュアルにおいては,「道路に適用する盛土高さ20mまでの壁に適用する」と記述している(図-1参照)。 ・補強土壁の代表的な適用例を図-2に示す。 |
図-1 補強土壁の各部の名称
図-2 補強土壁の代表的な適用例
参考文献
社団法人 日本道路協会:道路土工 擁壁工指針(平成24年度版),pp223~224,2012.7
弊社では、補強土壁工法の断面検討、比較検討、詳細設計など承っております。
補強土壁工法とは,壁面材,補強材,及び盛土材を主要部材とした擁壁の1つです。
一口に補強土壁工法といいましても,数多くの種類(30工法程度)があり,各々の工法が持つ特性も異なっています。
さらに設計法についても統一したものがなく,各工法により異なった手法を採用しているのが現状です。
このような状況において,現地に適した補強土壁工法を選定するためには,各工法の特性と現場における各種条件を整理して,十分検討する必要があります。(参考:工法選定の問題点と正しい選定法)
弊社では,各工法で同一の条件を用いた設計計算を基に,経済性だけでなく,安定性や耐久性についても充分に配慮した選定を行なっております。
公正公平な比較検討を行なうことにより,コンプライアンスに対応した成果品をお届けいたします。
【取扱工法】 テールアルメ,スーパーテールアルメ,多数アンカー,TUSS,アデムウォール,RRR,ジオパネル,ジオブロック,レコウォール,緑化テールアルメ,ワイヤーウォール,テンサー,アデム,E-グリッド,セルフォース,コスモグリッド,テンロン等
・ 補強土壁工法比較表(A3版) ・ 各工法ごとの横断面図(A3版) ・ 補強土壁工法形式比較検討書(A4版) ・ 各工法ごとの断面設計計算書(A4版) ・ 各工法ごとの概算工事費計算書(A4版) |
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