(更新日:2012年10月16日)
大型の発泡スチロールブロック(EDO-EPS※1.)は,ポリスチレン樹脂に発泡材を加えて発泡樹脂としたものです。ブロック材の標準寸法は2m×1m×0.5m(1m3)であり,用途は盛土材料や裏込め材料として道路,鉄道あるいは土地造成などの建設工事に使用されています。ブロック材の圧縮強さは一軸圧縮試験による5%軸ひずみに相当する圧縮応力で定義されます。表-1に単位体積重量と圧縮特性を示します。
表-1 EDO-EPSの単位体積重量と圧縮特性
製造法と種別により圧縮応力は異なり,押出発泡法により製造される圧縮応力は,垂直方向に対しては表-1内の数値であるが平行方向に対しては1/3に減少する。型内発泡法は,垂直方向,平行方向とも表-1内の数値である。
図-1に発泡スチロールブロックの適用事例を示す。
図-1 発泡スチロールブロックの適用事例 ※2
写真-1 発泡スチロールブロック(型内発泡法)
※1.EDO-EPSの表記は,発泡スチロール土木工法開発機構(EDO)の設計・施工基準書に準拠した軽量盛土工に使用される認定商品材料名です。
※2.図-1は,(社)地盤工学会,地盤工学・実務シリーズ22 軽量盛土工法,p.15,「図-1.5軽量盛土の適用事例」を参照。
弊社では、補強土壁工法の断面検討、比較検討、詳細設計など承っております。
軽量盛土工法とは,道路などの盛土を軽くして地盤に加わる負荷を軽減しようとする工法全般をいいます。
軽量盛土工法に使用する軽量盛土材には,発泡スチロールブロック(以下EPSという),気泡混合軽量土(以下FCBという),発泡ウレタン軽量土,発泡ビーズ混合軽量土などがあります。
この他にもスーパーソル,石炭灰,水砕スラグなどがあります。このように軽量盛土工法には使用する盛土材により多くの種類がありそれぞれの特徴を有しています。
このような状況において,現地に適した軽量盛土工法を選定するためには,各工法の特性と現場における各種条件を整理して,十分検討する必要があります。
弊社では,各工法で同一の条件を用いた設計計算を基に,経済性だけでなく,安定性や耐久性についても充分に配慮した選定を行なっております。
公正公平な比較検討を行なうことにより,コンプライアンスに対応した成果品をお届けいたします。
【取扱工法】 EDO-EPS,FCB,発泡ウレタン,水砕スラグ,石炭灰,カルストーン,スーパーソル,発泡ビーズ等
・ 軽量盛土工法比較表(A3版) ・ 各工法ごとの横断面図(A3版) ・ 軽量盛土工法形式比較検討書(A4版) ・ 各工法ごとの断面設計計算書(A4版) ・ 各工法ごとの概算工事費計算書(A4版) |
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工法選定条件確認
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計算・図面工事費算出
工法の設計計算,横断面図を作成し,工事費を算出します。
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あらゆる項目に対して検討し,比較表を作成します。
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工法選定・検討書作成
最終的な工法を選定し,検討書を作成します。
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他にも補強土壁,軽量盛土,斜面補強,地盤技術のあらゆるご提案ができます。
検討条件により別途お見積もりさせていただきますので是非お問合せください。
TEL: 06-6536-6711 / FAX: 06-6536-6713 設計部宛
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