(更新日:2024年8月6日)
(1) コンクリート床版とは
コンクリート床版は、図1のように積み重ねたEDO-EPSブロックの中間部(おおむね高さ3mごと)および上端面に設置する。前者を中間コンクリート床版、後者を上部コンクリート床版と呼ぶ。
(2) 設置目的
コンクリート床版の設置目的は以下のとおりである。
図1 コンクリート床版の配置模式図
(3) コンクリート床版の構造
コンクリート床版構造の目安を表1に、壁体構造を伴う場合の配筋概要を図2にそれぞれ示す。コンクリート床版の目地間隔は、各発注機関の基準値を参考に設計するが、特に基準が定められていない場合は20m以内としてよい。
なお、コンクリート床版の養生期間を短縮する必要がある場合は、早強セメントコンクリートなどを用いるとよい。
表1 コンクリート床版構造の目安
設計条件 | コンクリート床版の仕様 |
---|---|
壁体構造を伴わない場合 (被覆土で保護する場合など) |
厚さ t=10cm σck=18N/mm2以上 配筋:溶接金網 Φ6mm @150×150 |
壁体構造を伴う場合 (支柱と接続する場合) |
厚さ t=15cm(または17cm※1) σck=24N/mm2以上 配筋:D13 @150×150※2 |
※1:上部床版自体を水平力抑止工とする場合(上部床版を地山側へ延長し、床版と地山との摩擦抵抗を抑止力とする場合)。
※2:床版の下面側に道路横断方向の鉄筋を配置すること。
図2 コンクリート床版の配筋概要(壁体構造を伴う場合)
参考文献
・発泡スチロール土木工法開発機構:EDO-EPS工法設計・施工基準書,pp46-47,2019年 5月
弊社では、補強土壁工法の断面検討、比較検討、詳細設計など承っております。
軽量盛土工法とは,道路などの盛土を軽くして地盤に加わる負荷を軽減しようとする工法全般をいいます。
軽量盛土工法に使用する軽量盛土材には,発泡スチロールブロック(以下EPSという),気泡混合軽量土(以下FCBという),発泡ウレタン軽量土,発泡ビーズ混合軽量土などがあります。
この他にもスーパーソル,石炭灰,水砕スラグなどがあります。このように軽量盛土工法には使用する盛土材により多くの種類がありそれぞれの特徴を有しています。
このような状況において,現地に適した軽量盛土工法を選定するためには,各工法の特性と現場における各種条件を整理して,十分検討する必要があります。
弊社では,各工法で同一の条件を用いた設計計算を基に,経済性だけでなく,安定性や耐久性についても充分に配慮した選定を行なっております。
公正公平な比較検討を行なうことにより,コンプライアンスに対応した成果品をお届けいたします。
【取扱工法】 EDO-EPS,FCB,発泡ウレタン,水砕スラグ,石炭灰,カルストーン,スーパーソル,発泡ビーズ等
・ 軽量盛土工法比較表(A3版) ・ 各工法ごとの横断面図(A3版) ・ 軽量盛土工法形式比較検討書(A4版) ・ 各工法ごとの断面設計計算書(A4版) ・ 各工法ごとの概算工事費計算書(A4版) |
検討条件により別途お見積もりさせていただきます。
工法選定条件確認
▼
比較形式の選定
▼
工法の絞込み
選定条件と工法特性により,工法を絞込みます。
▼
計算・図面工事費算出
工法の設計計算,横断面図を作成し,工事費を算出します。
▼
比較表作成
あらゆる項目に対して検討し,比較表を作成します。
▼
工法選定・検討書作成
最終的な工法を選定し,検討書を作成します。
▼
成果品の送付
他にも補強土壁,軽量盛土,斜面補強,地盤技術のあらゆるご提案ができます。
検討条件により別途お見積もりさせていただきますので是非お問合せください。
TEL: 06-6536-6711 / FAX: 06-6536-6713 設計部宛
「補強土壁・軽量盛土工法技術資料ファイル」無料配布中!技術資料と会社案内を1冊のファイルにまとめ,お手元に置いて頂きやすいようにしました。R5年7月会社案内カタログ刷新!きっと業務のお役に立つと思います。
会社案内お問合せ/資料請求 |
業務内容活動報告 |
技術情報
その他 |