(更新日:2024年10月3日)
(1) 緊結金具とは
緊結金具は、積層されたEDO-EPSブロック相互を接続し、横方向のずれを防止するもので、両爪型と片爪型がある。
両爪型:EDO-EPSブロックを上下および左右方向に接続する箇所、すなわちEDO-EPSブロックの各層間に設置する。
片爪型:EDO-EPSブロックを左右方向のみ接続する箇所、例えばその直上にコンクリート床版を打設するブロック面などに設置する。
図-1 緊結金具の一般図(左:片爪型、右:両爪型)
表-1 EDO-EPS工法専用緊結金具の性能表
(2) 設置目的
緊結金具の設置には、以下の目的と機能がある。
① EDO-EPSブロック内部での輪荷重分散角θ=20°は本緊結金具を使用する場合に限って発揮される。これらは実証実験で確認されている。
② 軟弱地盤上などに設置されたEDO-EPS盛土に予期せぬ沈下が生じた場合、局部的な変形を防止する。
③ 地震時の挙動に対して、EDO-EPS盛土の一体化を確保する。これは、EDO-EPS盛土の実物大モデルの振動台実験で実証されている。
図-2 緊結金具の設置例
参考文献
・発泡スチロール土木工法開発機構:EDO-EPS工法設計・施工基準書,pp37,41,53-54,2019年 5月
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