(更新日:2024年11月29日)
(1) 気泡混合軽量土(FCB)工法の敷網材
① 設置目的
敷網材は、FCBのひび割れ抑制のために設置する。
② 材料
敷網材は、JIS G 3551(Φ3.2×100×100mm)にJIS H 8641 HDZ35相当の防錆処理したものを標準とする。
(2) 設置位置
① 上部に設置する敷網材
FCB上面から0.5mと1.0m程度の下方位置に全幅2段設置することを標準とする。
② 下部に設置する敷網材
FCB底面より0.5mと1.0m程度の上方位置に全幅2段設置することを標準とする。
③ 中間部に設置する敷網材
高さ5mを超えない程度に全幅1段設置し、その近傍に1.0m程度の間隔でさらに全幅1段設置することを標準とする。
地山に段切り部がある場合には、この近傍(1.0m程度の間隔に全幅2段)に設置する。
④ 重ね合わせ
敷網材は、前面に設置することを原則とする。また、敷網材の重ね合わせは0.3m程度を原則とする。
この場合、上下2段の重ね合わせ位置は同一とならないように0.5m以上離すことを標準とする。
図-1 敷網材設置模式図
図-2 重ね合わせの模式図
参考文献
・東中西高速道路株式会社:FCB工法設計・施工要領,pp37-38,平成19年 1月
弊社では、補強土壁工法の断面検討、比較検討、詳細設計など承っております。
軽量盛土工法とは,道路などの盛土を軽くして地盤に加わる負荷を軽減しようとする工法全般をいいます。
軽量盛土工法に使用する軽量盛土材には,発泡スチロールブロック(以下EPSという),気泡混合軽量土(以下FCBという),発泡ウレタン軽量土,発泡ビーズ混合軽量土などがあります。
この他にもスーパーソル,石炭灰,水砕スラグなどがあります。このように軽量盛土工法には使用する盛土材により多くの種類がありそれぞれの特徴を有しています。
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【取扱工法】 EDO-EPS,FCB,発泡ウレタン,水砕スラグ,石炭灰,カルストーン,スーパーソル,発泡ビーズ等
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