(更新日:2014年10月21日)
(切土補強土工における補強材設置工の解説)
切土補強工(鉄筋挿入工)における補強材設置工は,一般的に削孔工・注入工・芯材挿入工で構成され、工法や対象地盤・施工条件等により施工手順が異なる。補強材設置工には,主に以下の方式がある。
表-1 補強材設置工
先行削孔方式 | ネイリング工法やマイクロパイリング工法で最も一般的に行われている方式。 削孔機により削孔した後,孔内に注入材を注入し芯材を挿入するもの。 削孔方法は,オーガー削孔型・ロッド削孔型・ケーシング削孔型がある。 |
自穿孔方式 | 大型機械や十分な足場の設置が困難な場合,湧水がある場合,亀裂や孔荒れ等で孔壁の自立が困難な地山や山砂等へのネイリング工法に適用される方式。 自穿孔ボルトを用いて削孔し,この自穿孔ボルトを地中に残置して芯材とする。 |
削孔同時注入方式 | 主に孔壁の自立が困難な場合でのネイリング工法で行われている方式。 専用のロッドを用いて,注入材を注入または噴射しながら削孔する。 |
機械撹拌方式 | ダウアリングで行われている方式で,機械撹拌混合機により定着体を造成し,芯材を挿入するもの。 |
図-1 各補強材設置方式の概要 |
弊社では、補強土壁工法の断面検討、比較検討、詳細設計など承っております。
補強土壁工法とは,壁面材,補強材,及び盛土材を主要部材とした擁壁の1つです。
一口に補強土壁工法といいましても,数多くの種類(30工法程度)があり,各々の工法が持つ特性も異なっています。
さらに設計法についても統一したものがなく,各工法により異なった手法を採用しているのが現状です。
このような状況において,現地に適した補強土壁工法を選定するためには,各工法の特性と現場における各種条件を整理して,十分検討する必要があります。(参考:工法選定の問題点と正しい選定法)
弊社では,各工法で同一の条件を用いた設計計算を基に,経済性だけでなく,安定性や耐久性についても充分に配慮した選定を行なっております。
公正公平な比較検討を行なうことにより,コンプライアンスに対応した成果品をお届けいたします。
【取扱工法】 テールアルメ,スーパーテールアルメ,多数アンカー,TUSS,アデムウォール,RRR,ジオパネル,ジオブロック,レコウォール,緑化テールアルメ,ワイヤーウォール,テンサー,アデム,E-グリッド,セルフォース,コスモグリッド,テンロン等
・ 補強土壁工法比較表(A3版) ・ 各工法ごとの横断面図(A3版) ・ 補強土壁工法形式比較検討書(A4版) ・ 各工法ごとの断面設計計算書(A4版) ・ 各工法ごとの概算工事費計算書(A4版) |
検討条件により別途お見積もりさせていただきます。
工法選定条件確認
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比較形式の選定
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工法の絞込み
選定条件と工法特性により,工法を絞込みます。
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計算図面工事費算出
工法の設計計算,横断面図を作成し,工事費を算出します。
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比較表作成
あらゆる項目に対して検討し,比較表を作成します。
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工法選定・検討書作成
最終的な工法を選定し,検討書を作成します。
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成果品の送付
他にも補強土壁,軽量盛土,斜面補強,地盤技術のあらゆるご提案ができます。
検討条件により別途お見積もりさせていただきますので是非お問合せください。
TEL: 06-6536-6711 / FAX: 06-6536-6713 設計部宛
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