(更新日:2012年4月17日)
補強土壁において,鋼材を用いた補強材(帯鋼,タイバー,格子状鉄筋など)は,長期にわたると腐食が進行する。そこで,設計時にあらかじめ考慮しておく鋼材腐食の余裕代を腐食代という。腐食代の寸法は,淡水・海水など水の影響や地中の電流,土壌のpHの影響,耐用年数を考慮し決定する。
また,腐食代の設定は鋼材の被覆状況によっても変わる。永久構造物の設計においては補強材に溶融亜鉛メッキを施し,腐食の進行を抑えるようにするが,仮設構造物などの長い耐用年数が必要とならない構造物の場合,鉄骨の酸化皮膜である黒皮の状態で補強材を使用する。
テールアルメ工法の補強材(帯鋼)を例に挙げると,永久構造物の設計においては溶融亜鉛メッキを施し,腐食代を両面で1.0mmとして,おおむね100年の耐用性を見込んでいる。また,仮設構造物の設計においては黒皮で腐食代を両面で0.5mmとして,おおむね5年の耐用性を見込むなど,現場における様々な腐食環境により腐食代を決定している。
弊社では、補強土壁工法の断面検討、比較検討、詳細設計など承っております。
補強土壁工法とは,壁面材,補強材,及び盛土材を主要部材とした擁壁の1つです。
一口に補強土壁工法といいましても,数多くの種類(30工法程度)があり,各々の工法が持つ特性も異なっています。
さらに設計法についても統一したものがなく,各工法により異なった手法を採用しているのが現状です。
このような状況において,現地に適した補強土壁工法を選定するためには,各工法の特性と現場における各種条件を整理して,十分検討する必要があります。(参考:工法選定の問題点と正しい選定法)
弊社では,各工法で同一の条件を用いた設計計算を基に,経済性だけでなく,安定性や耐久性についても充分に配慮した選定を行なっております。
公正公平な比較検討を行なうことにより,コンプライアンスに対応した成果品をお届けいたします。
【取扱工法】 テールアルメ,スーパーテールアルメ,多数アンカー,TUSS,アデムウォール,RRR,ジオパネル,ジオブロック,レコウォール,緑化テールアルメ,ワイヤーウォール,テンサー,アデム,E-グリッド,セルフォース,コスモグリッド,テンロン等
・ 補強土壁工法比較表(A3版) ・ 各工法ごとの横断面図(A3版) ・ 補強土壁工法形式比較検討書(A4版) ・ 各工法ごとの断面設計計算書(A4版) ・ 各工法ごとの概算工事費計算書(A4版) |
検討条件により別途お見積もりさせていただきます。
工法選定条件確認
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比較形式の選定
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工法の絞込み
選定条件と工法特性により,工法を絞込みます。
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計算図面工事費算出
工法の設計計算,横断面図を作成し,工事費を算出します。
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比較表作成
あらゆる項目に対して検討し,比較表を作成します。
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工法選定・検討書作成
最終的な工法を選定し,検討書を作成します。
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成果品の送付
他にも補強土壁,軽量盛土,斜面補強,地盤技術のあらゆるご提案ができます。
検討条件により別途お見積もりさせていただきますので是非お問合せください。
TEL: 06-6536-6711 / FAX: 06-6536-6713 設計部宛
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