(更新日:2012年3月19日)
三軸圧縮試験は,補強土壁に使用する盛土材の強度定数を求める試験のひとつであり,施工条件,現場条件等とほぼ同一の条件で実施することで正確な強度定数(φ,c)を求めることが可能です。
土の中では常に上や横の土の重さによる力(応力)がかかった状態にあります。三軸圧縮試験は,シリンダー(円柱)状の試料(供試体)をアクリル円筒容器の中に入れて水圧をかけ,土の中の状態を再現することができるため,自然状態での土の中の強さを正確に測定することができます。他の試験方法に比べると試験方法に時間を要しますが,地下水の状態も再現できるため,様々な土の状態に合わせて解析や設計に使う土の強さを間接的に求めることが可能です。
以下に試験の種類について述べ,表-1試験の種類に対する試験結果を示します。
表-1 試験の種類に対する結果の利用例
試験の種類 | 間隙水圧の測定 | 試験結果の利用例 |
非圧密非排水(UU)試験 | しない | 非排水せん断強さの推定,粘性土地盤の短期安定問題,支持力・土圧の算定 |
圧密非排水(CU)試験 | しない | 粘性土地盤を圧密させてからの短期安定問題,強度増加率の推定 |
圧密非排水(CU)試験 | する | 上記および有効応力に基づく強度定数を有効応力解析に用いる |
圧密排水(CD)試験 | しない | 砂質土地盤の安定問題,盛土緩速施工,粘性土地盤掘削時の長期安定問題 |
弊社では、補強土壁工法の断面検討、比較検討、詳細設計など承っております。
補強土壁工法とは,壁面材,補強材,及び盛土材を主要部材とした擁壁の1つです。
一口に補強土壁工法といいましても,数多くの種類(30工法程度)があり,各々の工法が持つ特性も異なっています。
さらに設計法についても統一したものがなく,各工法により異なった手法を採用しているのが現状です。
このような状況において,現地に適した補強土壁工法を選定するためには,各工法の特性と現場における各種条件を整理して,十分検討する必要があります。(参考:工法選定の問題点と正しい選定法)
弊社では,各工法で同一の条件を用いた設計計算を基に,経済性だけでなく,安定性や耐久性についても充分に配慮した選定を行なっております。
公正公平な比較検討を行なうことにより,コンプライアンスに対応した成果品をお届けいたします。
【取扱工法】 テールアルメ,スーパーテールアルメ,多数アンカー,TUSS,アデムウォール,RRR,ジオパネル,ジオブロック,レコウォール,緑化テールアルメ,ワイヤーウォール,テンサー,アデム,E-グリッド,セルフォース,コスモグリッド,テンロン等
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・ 補強土壁工法比較表(A3版) ・ 各工法ごとの横断面図(A3版) ・ 補強土壁工法形式比較検討書(A4版) ・ 各工法ごとの断面設計計算書(A4版) ・ 各工法ごとの概算工事費計算書(A4版) |
検討条件により別途お見積もりさせていただきます。
工法選定条件確認
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比較形式の選定
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工法の絞込み
選定条件と工法特性により,工法を絞込みます。
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計算図面工事費算出
工法の設計計算,横断面図を作成し,工事費を算出します。
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比較表作成
あらゆる項目に対して検討し,比較表を作成します。
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工法選定・検討書作成
最終的な工法を選定し,検討書を作成します。
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成果品の送付
他にも補強土壁,軽量盛土,斜面補強,地盤技術のあらゆるご提案ができます。
検討条件により別途お見積もりさせていただきますので是非お問合せください。
TEL: 06-6536-6711 / FAX: 06-6536-6713 設計部宛
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